やさしいとなり

認知症グループホームでの静かで騒がしい日々の記憶と、そのほか誰かにやさしく隣る人たちの物語を描いていきたいです。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

やさしいとなり12「洗たく物」

やさしいとなり11「朝風呂」

逆寝起きドッキリ

やさしいとなり⑩「泣き寝入り」

朝までコースです。 お年寄りで昼夜逆転している人は結構多いです。 知り合いの看護師さんに聞いたところ、夜は不安が高まりやすく眠れない人も多いとのこと。 日中は明るいし人の気配もあるので安心して眠れ、結果的に昼夜逆転してしまうのだと。 とはいっ…

やさしいとなり⑨「夜勤はつらいよ」

魔のルーティーンです。

やさしいとなり⑧「雨の日」

ここは、誰かを待っている人が多い。 帰ってくるはずの誰か、迎えに来てくれるはずの誰か そんな誰かを想い、今日も誰かが窓の外を見つめている。

やさしいとなり⑦「オハコ」

でも名曲です。 ホームに響く「パパ、パパ」という優しい声。 ツユクサさんの娘さんが来ると、 この家の空気も、ツユクサさんの顔色も 一気に明るくなるのです。

やさしいとなり⑥「泣かせ屋」

ツユクサさんは、よく笑う人だけれど、よく泣く人でもある。 ツユクサさんが泣くと、最初はみんな励まそうとする。 でも、だれもツユクサさんの涙を止められないことに気づくと、 いつの間にかみんなツユクサさんと一緒に泣いている。

やさしいとなり⑤「思い出し笑い」

何を思い出していたのかとても気になる。。 ツユクサさんは旅をしている。 時を超えて、空間を超えて。 一日中同じ席に座りながら、遠く、遠くを見つめている。 そんな旅の中のツユクサさんと時たま目が合うと、 ツユクサさんは何かを思い出したように、 身…