2022-02-22 冬の日 詩 冬になると思い出す 小さな野ねずみの家族 穴の中からひょっこり現れて 森を行ったり来たりかけまわる 街には冷たい風が吹き 人々がこれからどうして生きていかれようと 嘆くとき 穴のなかの野ねずみたちは 集めたばかりの落葉の上で 静かにやさしく からだを寄せ合う