2022-04-16 五行詩 詩 空を見上げることを 遠く忘れてしまった この心 気づいたときには もう包まれていて 最近、五行詩というものに出会いました。 「五行で書く詩」ということ以外、 なにも決まりごとのない詩。 なんだかいいな、と思います。 つぶやきのような ため息のような そよ風のような そんな詩のスタイルが なんだか好きです。
2022-02-22 冬の日 詩 冬になると思い出す 小さな野ねずみの家族 穴の中からひょっこり現れて 森を行ったり来たりかけまわる 街には冷たい風が吹き 人々がこれからどうして生きていかれようと 嘆くとき 穴のなかの野ねずみたちは 集めたばかりの落葉の上で 静かにやさしく からだを寄せ合う